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知られざるコーヒーの深いい~話
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医学の広場にて

 
コーヒーは脂肪肝を予防か
 
 コーヒーをよく飲めば脂肪肝の発生が抑えられる可能性を三越総合検診センターの船津和夫所長が見つけ、東京で開かれたセミナーで発表した。
 
 肥満とともに脂肪肝が10年前から急増、予防が課題となっている。船津所長は1999年から2004年まで同検診センターで検査を受けた男性1612人を分析した。
 
 コーヒーを飲む量の少ない人ほど、脂肪肝が多い傾向があった。5年間に新たに脂肪肝になった人はコーヒーを飲む量が減少していたのに対し、脂肪肝にならなかった人は飲む量が少し増えていた。
 
 船津所長は「コーヒーは1日2~3杯が適当。
脂肪肝予防には1日に飲む量を減らさないよう勧めたい」と話している。 
 
 
動脈疾患に有効か
 
 一杯のコーヒーが、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈血栓性疾患の発生予防に役立っているかもしれない。
 
そんな可能性をうかがわせる研究結果を後藤信哉・東海大学医学部教授(循環器内科)がまとめ、東京で九月に開かれたコーヒー科学セミナーで発表した。
 
 後藤教授らは、動脈のモデルになるような容器のコラーゲン上に血液を流して、血液の塊である血栓がどのように形成されていくか、を蛍光顕微鏡で探った。この血栓イメージング法は、太い動脈の中で血栓が形成されていく様子を簡単に判定する方法として、独自に開発した。
 
 午後のコーヒーを飲んでから三十分後に血液を採取して、この方法で調べた。同じ人のコーヒーを飲む前に比べ、コーヒーを飲んだ後は、血小板による血栓の形成速度が明らかに遅く、その大きさも小さかった。
 
 一方、コーヒーに含まれる成分のキサンチンは血管内皮細胞の働きを改善することが知られている。この作用も、血小板の機能を阻害して血栓をできにくくする直接効果とともに、動脈血栓性疾患の予防につながっている可能性があるという。
 
 後藤教授は「まだ理由は分からないが、研究結果からみて、コーヒーは血栓形成の抑制に効くようだ。『人は血管とともに老いる』と言われるように、日本でも高齢化に伴って動脈硬化や心筋梗塞が増えており、予防はますます重要になっている。その予防にコーヒーは寄与し得るのではないか」と話している。
 
 ホットコーヒー、心も温める可能性=米研究 
2008/10/26
 
 [シカゴ 23日 ロイター] 米国の研究チームが23日、身体的な暖かさと心理的な温かさが密接に関係することを示す研究結果を明らかにした。1杯のホットコーヒーによって暖かな気持ちになれる可能性があるという。米エール大のジョン・バーグ教授(心理学)らが科学誌「サイエンス」で発表した。
 
 バーグ教授は、コロラド大ボールダー校のローレンス・ウィリアムズ氏と共同で、身体的な温度と心理的な温かさの関連を検証する実験を実施。実験は、被験者にホットコーヒーまたはアイスコーヒーをしばらくの間持ってもらった後、第3者に関する情報を与えてその人の性格特性を判断させるなどの方法で行われた。
 
 バーグ教授は「身体的に暖かいと、われわれは他人をより心が温かい人だと判断し、またわれわれの方も他人により寛大になったり他人を信じやすくなるなどわれわれ自身も心が温かくなる」としている。